人間関係

前集021-040

前集031 周囲には慈悲深く、自己の才能は深くおさめ秘めておく

起 原文 富貴家宜寛厚 而反忌刻是富貴而貧賤其行矣如何能享聰明人宜斂蔵 而反炫耀是聰明而愚懵其病矣如何不敗 富貴の家は宜しく寛厚なるべし、しかして反て忌刻なりこれ富貴にしてしかして其の行いを貧賤にするもの如何ぞよく享けん聡明の人は宜しく斂蔵...
前集021-040

前集028 「他人の怨みを買わない」という大過なき視点を持つ

起 原文 處世不必邀功 無過便是功與人不求感徳 無怨便是徳 世に処しては必ずしも功をもとめざれ、過ち無きはすなわち是れ功なり人に与えては徳に感ずることを求めざれ、怨みなきはすなわち是れ徳なり 承 意訳 この世を生きているにあたり、無理して功...
前集001-020

前集019 名誉は独り占めせず、不名誉は分かち合う

起 原文 完名美節 不宜獨任分些與人 可以遠害全身辱行汚名 不宜全推引些歸己 可以韞光養徳 完名美節は宜しく独りに任ずべからず些を分って人に与えて、以て害を遠け身を全うすべし辱行汚名は宜しく全く推すべからず些を引いて己に帰し、以て光をつつみ...
前集001-020

前集018 功績が上がったときは“周囲に対する感謝”を忘れない

起 原文 葢世㓛勞 當不得一個矜字弥天罪過 當不得一個悔字 世をおおうほどの功労も、一個の矜の字に当り得ず天にわたるの罪過も、一個の悔の字に当り得ず 矜、自慢すること 承 意訳 一世を風靡するような功績であっても、自らその功労を誇る気持ちが...
前集001-020

前集016 利益は分相応のみを得る。修行は分相応以上に取り組む。

起 原文 寵利毋居人前 徳業毋落人後受享毋踰分外 修為毋減分中 寵利は人の前に居ることなかれ、徳業は人の後に落つることなかれ。受享は分外にこゆることなかれ、修為は分中に減ずることなかれ。 承 意訳 他人から利益を得るときは、我先にと率先する...
前集001-020

前集013 他人が欲しがるものは、少しそれを譲る謙虚さと余裕を持つ

起 原文 經路窄處 留一歩與人行滋味濃的 減三分譲人嗜此是渉世一極安樂法 徑路窄きところに、一歩を留めて人の行くに与え滋味こまやかなる的は、三分を減じて人の嗜むに譲るこれは是れ世を渉る一の極安與法なり 窄處、幅の狭いところ;滋味、うまい味....
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