中庸之道

前集021-040

前集029 両極端はダメ、中庸を得ることに配慮する

起 原文 憂勤是美徳 太苦則無以適性怡情澹泊是高風 太枯則無以濟人利物 憂勤は是れ美徳なり、はなはだ苦しめば則ち以て性に適い、情をよろこばしむること無し澹泊は是れ高風なり、はなはだ枯るれば則ち以て人をすくい、物を利すること無し 憂勤(ゆうき...
前集021-040

前集027 風流高潔な趣と国家を論じる見識を持ち合わす

起 原文 居軒冕之中 不可無山林的氣味處林泉之下 須要懐廊廟的經綸 軒冕の中に居ては、山林的の気味なかるべからず林泉のもとにおりては、須らく廊廟的の経綸をおもうを要すべし 軒冕(けんべん)、軒は中国で大夫以上の身分のものが乗る車、冕は大夫以...
前集021-040

前集022 “静かな心”と“躍動する心”の両者をバランス良く持ち合わせる

起 原文 好動者  雲雷風燈嗜寂者 死灰槁木須定雲止水中 有鳶飛魚躍氣象纔是有道的心體 動を好む者は雲雷風燈寂を嗜む者は死灰槁木すべからく定雲止水中、鳶飛び魚踊るの気象あるべしわずかに是れ有道的の心体なり 定雲止水,定雲は一か所に留まる雲、...
前集001-020

前集010 うまく行っているときは慎重に、失敗続きでも諦めない

起 原文 恩裡由来生害故快意時 須早回頭敗後或反成㓛故拂心處 莫便放手 恩裡由来害を生ず。故に快意の時、すべからく早く頭を回すべし。敗後あるいは反って功を成す。故に心にもとるところ、すなわち手を放つことなかれ 恩裡、恩恵を受けていること. ...
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