起 原文
圖未就之㓛 不如保已成之業
悔既往之失 不如防将来之非
未だ就らざるの功を図るは、すでに成るの業を保つに如かず
既往の失を悔ゆるは、将来の非を防ぐに如かず
承 意訳
未だに成就していないことを計画するよりは、すでに成功している仕事を持ちこたえて完成する方が素晴らしい
過去の過失を後悔するよりは、この経験を元に未来における過失を予防するように考える方が意味があります
転 別視点
いろいろと多趣味であったり、仕事を転々としたりするよりは、今取り組んでいるものを完成するように取り組む方が素晴らしい業績になります。「石の上にも三年」、粘り強く辛抱すれば必ず成功します。
過去の失敗は、過去の失敗として、そこから学びます。いつまでもウジウジとしていてはいけません。「失敗は成功のもと」と考えて、前向きに取り組みます。
英語はもっと理解しやすいです。Every failure is a step to success. (William Whewell)
結 まとめ
成功のためには、粘り強く継続して一つのことに取り組む必要があります。失敗しても後悔ばかりではなく、それを糧に次のステップに移ります。