起 原文
苦心中 常得悦心之趣
得意時 便生失意之悲
苦心の中、常に心に悦ばしむるの趣を得
得意の時、すなわち失意の悲しみを生ず
承 意訳
苦難に陥っているときにおいても、常にその心を悦ばせるような趣味を求めることができます
幸運に恵まれているときにおいても、人知れぬ苦労があり、失意の中の悲しみがあるものです
転 別視点
苦中に楽あり、楽中に苦あり
安岡正篤さんの六中観は 忙中閑あり 苦中楽あり で始まります。忙中に閑あって始めて生きる、苦の中にあって初めて楽が理解できるという意味です。同じような意味です。
対極にあるものの中に存在するとその価値が良く理解できます。
結 まとめ
辛いときは、小さな幸せが輝きます。幸せなときは、油断せずに着実な一歩を歩みましょう。