起 原文
淫奔之婦 矯而為尼
熱中之人 激而入道
清浄之門 常為婬邪之渕藪也如此
淫奔の婦は、矯して尼と為り
熱中の人は、激して道に入る
清浄の門、常に婬邪の渕藪と為るや、此の如し
淫奔(いんばく)、性関係でだらしのないこと;渕藪(えんそう)、多くの物事が集まる所
承 意訳
多情多淫の女性は、逆に走って尼となり
のぼせやすい人は、感情的になり仏の道に入ります
神聖なる寺院が、常に淫らな者の集会場となるのは、このようなわけです
転 別視点
400年前の中国では、寺院が淫らな人々の集まりになっていたということでしょうか
自分は寺の人間関係には詳しくないですが、現代日本では淫らな集団という感じはしません
ただ、本来の人間の性質は年を重ねてもポロポロと出てくるものだということは真実なのでしょう
結 まとめ
表向きの地位や肩書にとらわれず、その人そのものをとらえるようにしたい