起 原文
人生原是一傀儡
只要根蒂在手
一線不乱 巻舒自由 行止在我
一毫不受他人提掇 便超出此場中矣
人生は原是れ一傀儡なり
只根蒂の手に在るを要す
一線乱れず、巻舒自由なれば、行止我に在り
一毫も他人の提掇を受けざれば、便ち此の場中を超出す
傀儡(かいらい)、操り人形;根蒂(こんてい)、物事の土台。よりどころ;巻舒(かんじょ)、巻いたり伸ばしたり;一毫(いちごう)、一本の細い毛、わずか;提掇(てつてつ)、操作、干渉;
承 意訳
人生は、元来操り人形のようなものです
ただそうであっても、土台の部分は自分の手で握っておくことが必要です
糸の乱れがなく、巻いたり伸ばしたりが自由にできれば、行くも止まるの自分の意思でできます
他人からの干渉を少しも受けなければ、操り人形としての劇場を抜け出すことができます
転 別視点
周囲に流されてばかりでは自分の人生を生きたことにはならない
自分の意思で、周囲の意思に沿った行動をとることはあってもかまいません。でも、その行動でされも、自分で選択して歩みたいです。
そうでないと後悔ばかりの人生になってしまいます。
結 まとめ
周囲に流されることなく、自分の意思で人生を選択していく