後集122 発展途上部分の趣きに気づく

後集121-134

起 原文

花看半開 酒飲微酔
此中大佳趣
若至爛漫骸醄 便成悪境矣
履盈滿者 宜思之

花は半開を看、酒は微酔に飲む
此の中に大いに佳趣有り
若し爛漫骸醄に至らば、便ち悪境を成す
盈満を履む者は、宜しく之を思うべし。

佳趣(かしゅ)、味わいのある様子;爛漫骸醄(らんまんもうとう)、満開と泥酔;盈満(えいまん)、物事が満ち足りること

承 意訳

花は(満開ではなく)半開を楽しみ、酒はほろ酔いくらいに飲みましょう

その辺りが趣きが深いです

もしも花は満開、お酒は泥酔としたならば、それはかえって悪い環境となります

物事が満ち足りている者は、それが本当に素晴らしいことなのかよく考えた方が良い

転 別視点

全てが完璧な状態というものは、時間とともにそれは崩れていきます

そうであれば、完璧なものを望む、楽しむということは期待せずに、発展途上な部分の趣きを楽しむようにしないと楽しみはほんの一瞬のみになります

結 まとめ

人生の趣きを味わうには、成長過程を満喫する余裕を心に持ちたいですね

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