起 原文
雨餘觀山色 景象便覺新妍
夜静聴鐘聲 音響尤為清越
雨余に山色を観れば、景象便ち新妍を覚ゆ
夜静かに鐘声を聴けば、音響尤も清越と為す
雨余(うよ)、雨あがり;新妍(しんけん)、新鮮な美しさ
承 意訳
雨あがりに山色を観れば、景観が新鮮で美しいことに気づきます
夜の静けさの中に鐘の音を聴けば、音の響きは澄んで清らかに感じます
転 別視点
見た目も、音も、背景となる部分によって、大きく変化します
背景が真っ白な無であれば、目立たない良さが浮き出てきて実感することができます
結 まとめ
小さな美しさを満喫するには、心を清く保つ必要があります