後集085 俗世を楽しみながら、悟りを求める

後集081-100

起 原文

金自鉱出 玉従石生
非幻無以求真
道得酒中 仙遇花裡
雖雅不能離俗

金は鉱より出で、玉は石より生ず
幻に非ざれば、以って真を求むること無し
酒中に道を得、花裡にて仙に遇う
雅なりと雖も、俗を離るること能わず

花裡(かり)、咲いている花

承 意訳

金は鉱脈の中から掘り出され、宝石は石の中から出てきます

現世の幻を否定すれば、真実を求めることはできません

酒を飲みながらでも道を悟り、咲いている花畑の中に仙人の郷にあう

雅な趣きも世俗を離れては存在しません

転 別視点

どんな事象も玉石混交

悟りを求めて、俗世を離れても、世俗の人が不在な世の中には悟りはありません

周囲に迷惑をかけないように俗世を満喫し、心は悟りを求める

今の私の心境に合っていると感じました!

結 まとめ

周囲に迷惑をかけないように俗世を楽しみながら、心は悟りを求める

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