起 原文
風花之瀟洒 雪月之空清 唯静者為之主
水木之栄枯 竹石之消長 獨閒者操其權
風花の瀟洒、雪月の空清、唯だ静者のみ、之が主と為る
水木の栄枯、竹石の消長、独り閒者のみ、其の権を操る
瀟洒(しょうしゃ)、さっぱりときれいなこと;空清(くうせい)、清々しく清らかなこと
承 意訳
風や花の清らかで美しいこと、雪や月の清々しく澄んでいること、これらは心が静かな者のみが感じることができます
水や樹木の栄えては枯れる様、竹や石の朽ちたり長く同じ姿な様は、これらは心が閑散な者のみが味わう権利を持っています
転 別視点
周囲には美しいもの、かけがえのないもの、たくさん存在します
でもそれに気づく静かな心がないと、過ぎ去ってしまいます
心静かに時の流れを楽しみたいです
そんな時間は、これまでの生涯でほんの一部だけだったかもしれません・・・
結 まとめ
この世の風流は、自分の心が静かでないと感じることができません