後集087 心の中を充実させる

後集081-100

起 原文

神酣 布被窩中 得天地冲和之氣
味足 藜羹飯後 識人生澹泊之真

神酣なれば、布被の窩中に、天地冲和の気を得る
味わい足れば、藜羹の飯後に、人生澹泊の真を識る

神(しん)酣(たけなわ)、精神が充実していること;布被(ふい)、布でおおうこと;天地冲和、天地(大自然)の生気;藜羹(れいこう)、アカザのあつもの。転じて、粗食

承 意訳

精神が充実していれば、粗末な寝具で寝ていても、天地の生気を得ることができます

味わいに満足していれば、粗食であっても、人生のあっさりとした趣きを知ることができます

転 別視点

精神的な充実感があれば、どのな外面的な環境であっても、生気を得る、充実した人生を送ることができます

更に具体的にすると、粗食であっても楽しく食事をすることができます

結 まとめ

充実した人生をおくるには、心の豊かさが大切です

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