起 原文
知成之必敗 則求成之心 不必太堅
知生之必死 則保生之道 不必過勞
成の必ず敗るるを知れば、則ち成を求むる心、必ずしも太だ堅からず
生の必ず死するを知れば、則ち生を保つの道、必ずしも過労ならず
承 意訳
成功していてもいつか必ず失敗することを知れば、成功を焦り求める気持ちはやわらぎます
生きているものは必ず死ぬことを知れば、生きながらえることにそれほど努力し過ぎることはありません
転 別視点
成功したいという気持ち、長生きしたいという気持ち、これを否定するわけではありません
ただ、いつまでも成功し続けることはほぼ不可能で、永遠に生きながられることは不可能です
だからこそ、執着し過ぎることは、自分の心の負担になるだけで、不幸の元凶となります
結 まとめ
形あるものはいつかは変化します。その変化を理解したうえで楽しむ度量があると良いですね。