起 原文
我不希栄 何憂乎利禄之香餌
我不競進 何畏乎仕官之危機
我栄を希はざれば、何ぞ利祿の香餌を憂へん
我進を競はずんば、何ぞ仕官の危機を畏れん
承 意訳
繁栄を望むことをやめれば、高報酬の誘惑には心動かされることはない
昇進を競うことをやめれば、役所勤めで危ない橋を渡ることはない
転 別視点
必要以上の繁栄を望むと、お金第一になり、本当にやりたい仕事とは異なる仕事をすることになる
昇進することに重点を置くと、周囲の誰かを蹴落とすことになるので、人の恨みを買いやすい
結 まとめ
足ることを知れば、穏やかな幸せを感じることができます。欲望に支配されると、どこまでもアクセクした気持ちが付きまとう。