起 原文
身如不繋之舟 一任流行坎止
心似既灰之木 何妨刀割香塗
身は不繋の舟の如く、一に流行坎止に任す
心は既灰の木に似ば、何ぞ刀割香塗を妨げん
不繋の舟、繋がざる舟;流行坎止(りゅうこうかんし)、流れては行き、淵に嵌っては止まる;刀割香塗(とうかつこうと)、刀で割られ、器を作り、香を塗る。割られる苦痛も、塗られる楽しさもない
承 意訳
身体は流される小舟の如く、成り行きに任せ
心は燃え終わった灰に似て、何の感情も起きない
転 別視点
自然の摂理に身を任せ、生じたことに一喜一憂しない
あるがままを受け入れる心の落ち着きがほしい
結 まとめ
あるがままを楽しむ日々是好日の生き方も良さそうですね。辛い日々が続くときこそ、こんな発想も幸せにつながるポテンシャルを持ちそうです。