起 原文
熱閙中 着一冷眼 便省許多苦心思
冷落処 存一熱心 便得許多真趣味
熱閙の中、一の冷眼を着くれば、便ち許多の苦心の思を省く
冷落の処、一の熱心を存せば、便ち許多の真の趣味を得る
熱閙(ねつどう)、多事多忙、心が迷う忙しい時;許多(きょた)、多くの
承 意訳
多事多忙の最中であっても、落ち着いた視点を少しだけ持ち合わせていたならば、多くの苦しい思いを減ずることができます
落ちぶれて暇なときにおいては、少しの情熱を持ち合わせれば、多くの真の趣きを味わうことができます
転 別視点
忙しいときは、自分を客観的に見る冷静な視点
時間のあるときは、今こそ自分を実現するチャンスと思える情熱
両者ともわかってはいても、なかなか思いつかない視点ではあります。文字にすると思いつくことができるのかもと、今は考えています。
結 まとめ
熱い心と冷静な視点を持ち合わせると、人生を有意義に過ごせます