起 原文
欲其中者 波沸寒潭 山林不見其寂
虗其中者 凉生酷暑 朝市不知其喧
其の中を欲にする者は、波、寒潭に沸き、山林もその寂を見ず
其の中を虚にする者は、凉、酷暑に生じ、朝市も其の喧を知らず
寒潭(かんたん)、冷たく澄んだ淵;朝市(ちょうし)、騒がしい町中、朝廷や市中の雑踏
承 意訳
心が欲にまみれている者は、澄んだ岸辺であっても波がたつように、山林の中にいても静寂を感じることはない
心が空になっている者は、極暑の中でも涼を見出すように、雑踏の中でもその騒がしさを感じない
転 別視点
現代のサラリーマンにおいて
いつもいつも仕事で心が落ち着かない人は、休みの日でも仕事のことで心が落ち着かない
世を達観して悟りを持っている人は、あくせくする仕事の中でも心の平和を保ちます
結 まとめ
心の持ちようによって、見ている世の中は大きく変化します
大きな視野で大きな時代の流れを感じながら、ゆるりと過ごしたいです