起 原文
爭先的經路窄 退後一歩自寛平一歩
濃艶的滋味短 清淡一分自悠長一分
先を争う的の径路は窄く、一歩を退後すれば、自ら一歩を寛平にす
濃艶的の滋味は短かく、一分を清淡にすれば、自ら一分を悠長にす
寛平(かんぺい)、地形がなだらかに広がっていること
承 意訳
先を争って我先にと進む道は狭く、一歩下がって後ろから眺めると道は意外と広がっているものである
艶やかな人生は長くは続かないが、少しだけ清貧な要素を加えれば人生全体を長く楽しめる
転 別視点
名利を追い求めることを否定はしない、豪奢を楽しむことを否定はしない。でも、それだけにこだわっては見えるものも見えなくなります。逆の要素、平和な日々、清貧な暮らしも、一緒に楽しめば、長く深く人生を味わうことができます。
結 まとめ
清も濁も、適度に持ち合わせて楽しむ度量の深さがほしい