起 原文
熱不必除 而除此熱悩 身常在清凉台上
窮不可遣 而遣此窮愁 心常居安樂窩中
熱は必ずしも除かず、而も此の熱悩を除けば、身は常に清凉台上に在らん
窮は遣るべからず、而も此の窮愁を遣らば、心は常に安楽窩中に居らん
承 意訳
夏の暑さは必ずしもそれを無くすことに執着しないで、暑いという悩みの心を除けば、縁側の涼し気な気分になれることもあります
貧窮は無くす必要はないかもしれません、貧窮を悲しむ気持ちを持たなければ、心は常に安らかです
転 別視点
暑い夏でも、熱中症になるほどの暑さではなければ、どのようにその暑さを楽しむことができるかに気持ちを持っていきます
貧乏も、食べるに困るわけでなければ、自分の価値観次第ですね
結 まとめ
一見辛い状況も、自分の価値観次第で日々を楽しむことができます。日々是好日に通じる考え方です。