起 原文
嗜寂者 觀白雲幽石而通玄
趨栄者 見清歌妙舞而忘倦
唯自得之士 無喧寂 無栄枯 無往非自適之天
寂を嗜む者は、白雲幽石を観て玄に通ず
栄に趨る者は、清歌妙舞を見て倦を忘る
唯、自得の士は、喧寂無く、栄枯無く、往くとして自適の天に非ざるは無し
白雲幽石(はくうんゆうせき)、白い雲と静かに佇む石;自適(じてき)、自分の思うままに楽しむこと
承 意訳
静寂を好む者は、白い雲、佇む石をみて心から楽しむ
華やかさを求める者は、歌や舞を見て世間の喧騒を忘れる
ただ悟りを開いた者は、喧騒も静寂も、栄えるも枯れるも関係なく、どんな環境であっても悠々自適に過ごすことができます
転 別視点
ストレスを解消するには、何かをする、と決めていることは素晴らしいです。発散方法がわからずに心の病気になる人が数多く存在する中で。
でも、本当の達人はどんな環境であっても、真実を見て、自分なりの生き方をすればストレスもたまらないということです。
結 まとめ
物事のあるべき真実を見て、悠々自適に生活する。