起 原文
心無物欲 即是秋空霽海
坐有琴書 便成石室丹丘
心に物欲無ければ、即ち是れ秋空霽海
坐に琴書有れば、便ち石室丹丘を成す
秋空霽海(しゅうくうせいかい)、秋の空と雨の上がった海原;石室丹丘(せきしつたんきゅう)、仙人の住む郷
承 意訳
心に物欲が無ければ、澄み渡る秋空や雨の上がった海原のようにすっきり爽快な気持ちになります
坐って琴と書物が有れば、それだけで仙人の書斎のような落ち着いた場ができます
転 別視点
物欲は際限がないので、物欲に囚われている間は、心に平和は訪れません
音楽と書物があれば、心は満たされ仙人のような達観した人生観を持つことができます
結 まとめ
物欲を捨てて、音楽や書籍を楽しめば、爽快な人生を歩むことができます