起 原文
歳月本長 而忙者自促
天地本寛 而鄙者自隘
風花雪月本閒 而勞攘者自冗
歳、本より長くして、而して忙しき者自ら促る
天地、本より寛くして、而して鄙しき者自ら隘し
風花雪月、本より閒にして、而して労攘の者自ら冗なり
隘(せま)し、狭い;労攘(ろうじょう)、あくせくする;冗、煩わしい
承 意訳
歳月は本来は長いものですが、忙しくする者が勝手に自分を追い詰めています
天地は本来広大ですが、意地汚い者が勝手に狭いと感じています
涼風、美しい花、真っ白な雪、穏やかな月は本来は穏やかなものですが、アクセクした者が勝手に煩わしいと考えています
転 別視点
良いことも、悪いことも、自分がどう感じとるかで解釈が異なります
本来素晴らしいものくらいは、キチンと素晴らしいと感じ取って、幸せを実感したいです
結 まとめ
幸せも、不幸せも、自分の捉え方次第の部分が大きいです。前向きにとらえて、幸せを実感しましょう。