起 原文
責人者 原無過於有過之中 則情平
責己者 求有過於無過之内 則徳進
人を責むる者は、無過を有過の中に原ぬれば、則ち情平らかなり
己れを責むる者は、有過を無過の内に求むれば、則ち徳進む
無過、過失がない;有過、過失がある;原(たず)ねる、訪ねる
承 意訳
他人を責めるときは、過ちの中に良い点を見出そうとすれば、穏やかな気持ちになれます
自分を責めるときは、良い行動の中に過ちを見出そうとすれば、徳を積むことができます
転 別視点
周囲には優しい視線で対応し、自分には厳しくすると、全てが上手く行きます
逆に、自分に優しく、他人に厳しい態度は敵を作るだけです
結 まとめ
他人には優しく、自分には厳しくすると、人間関係も上手く行き、自分も成長することができます。