前集221 他人には優しく、自分に厳しく

前集221-225

起 原文

責人者 原無過於有過之中 則情平
責己者 求有過於無過之内 則徳進

人を責むる者は、無過を有過の中に原ぬれば、則ち情平らかなり
己れを責むる者は、有過を無過の内に求むれば、則ち徳進む

無過、過失がない;有過、過失がある;原(たず)ねる、訪ねる

承 意訳

他人を責めるときは、過ちの中に良い点を見出そうとすれば、穏やかな気持ちになれます

自分を責めるときは、良い行動の中に過ちを見出そうとすれば、徳を積むことができます

転 別視点

周囲には優しい視線で対応し、自分には厳しくすると、全てが上手く行きます

逆に、自分に優しく、他人に厳しい態度は敵を作るだけです

結 まとめ

他人には優しく、自分には厳しくすると、人間関係も上手く行き、自分も成長することができます。

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