前集216 重要事項は、感情的なときはダメで、心穏やかなときに決断する

前集201-220

起 原文

不可乗喜而輕諾
不可因酔而生嗔
不可乗快而多事
不可因倦而鮮終

喜びに乗じて諾を軽くすべからず
酔に因りて嗔を生ずべからず
快に乗じて事を多くすべからず
倦に因りて終りを鮮うすべからず

嗔(いかり)、怒り・腹立ち;鮮(すくな)い、少ない、数量や程度が小である

承 意訳

喜んでいるときに、気軽に承諾するものではありません

酔っぱらっているときに、怒ることはいけません

心地よいときにいろいろと手を広げてはいけません

退屈になったという理由で、仕事を完結させることが減ってはいけません

転 別視点

感情的に起伏があるとき、情緒な不安定なときに、大切な決断をすると誤る可能性が高くなります。重要な決断は理性的なときに行うようにしましょう。

上記の4つのパターンは、自分でもときどきやってしまいそうな内容です。特に私は「嬉しい時になんでもOK」と引き受けてしまいがちになります。あとで後悔することが多いです。

結 まとめ

重大な事項に関しては、感情よりも理性が勝っているときに決断する。

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