起 原文
用人不宜刻
刻則思効者去
交友不宜濫
濫則貢諛者来
人を用うるには、宜しく刻なるべからず
刻なれば則ち、効を思う者は去らん
友に交わるには、宜しく濫なるべからず
濫なれば則ち、諛を貢する者来たらん
諛(ゆ)、人の気に入るようにふるまう、諂う
承 意訳
人を使うときは厳しすぎる対応をしてはいけません
厳しい対応をすれば、手柄を立てようとする優秀な人材が去ってしまいます
友人と交流するのに”なんでもあり”の対応ではいけません
なんでも受け入れるようでは、媚びを売るような人まで集まってしまいます
転 別視点
良い仕事をしたら、褒める、それが相手のモチベーションとなり、更に良い仕事をします。悪いことをしたら、注意するそんなメリハリも必要。
友人相手にはナアナアになりがち、でも親しき仲にも礼儀あり。締めるところは締めます。
結 まとめ
仕事でも、私生活でも、周囲への対応は厳しすぎてもダメ、柔軟すぎてもダメ、適度な対応(距離感)が必要です。