前集207 心穏やかに、思いやりの心があれば、幸せになります

前集201-220

起 原文

仁人心地寛舒 便福厚而慶長 事事成個寛舒氣象
鄙夫念頭迫促 便禄薄而澤短 事事得個迫促規模

仁人は、心地寛舒なれば、便ち福厚くして慶長く、事々に個の寛舒の気象を成す
鄙夫は、念頭迫促なれば、便ち禄薄くして沢短く、事々に個の迫促の規模を得

心地寛舒(しんちかんじょ)、外界からの有様に応じて緩やかにゆったりとしている様子;鄙夫(ひふ)、卑しい男

承 意訳

思いやりの豊かな人は心持ちがゆったりとしていて、幸せは厚く、慶びは長く続くので、のんびりとした余裕が生まれてきます

心卑しい者は心持ちが慌ただしいので、収入は少なく、余裕がありませんので、事につけて慌ただしい状態が続いてしまいます

転 別視点

類は類を呼ぶということです

思いやりを持った人には、思いやりを持った人が集い、幸せも倍増します

心卑しい人には、心卑しい人が集まり、不幸が続いてしまいます

まずは、自分自身が徳を積んで幸せになることが大切です

結 まとめ

心穏やかに、周囲を思いやる心があれば、自然と幸福がやってきます。

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