起 原文
處世 不宜與俗同 亦不宜與俗異
作事 不宜令人厭 亦不宜令人喜
世に処しては、宜しく俗と同じうすべからず、亦宜しく俗と異なるべからず
事を作すには、宜しく人をして厭はしむべからず、亦宜しく人をして喜ばしむべからず
承 意訳
世の中を渡っていくのに、世俗の人々と同じように行動してはいけませんが、全く距離を置いてしまってもダメです
ほどよい距離感が必要です
何かをしようとして、周囲の人を嫌ってもいけませんが、機嫌をとるような態度もダメです
極端に偏ってはいけません
転 別視点
親しき仲にも礼儀あり、と同じように、なあなあでいい加減になってはダメ。
逆にあまりに厳格すぎても嫌になってしまい、誰もついて来ません。ほどほどの程度がちょうど良いのでしょう。
結 まとめ
理想と現実をよく見極めると、中庸の道を歩むことが最善の道であることが、多いのでは?