前集198 極端な行動は控え、中庸の道を歩む

前集181-200

起 原文

處世 不宜與俗同 亦不宜與俗異
作事 不宜令人厭 亦不宜令人喜

世に処しては、宜しく俗と同じうすべからず、亦宜しく俗と異なるべからず
事を作すには、宜しく人をして厭はしむべからず、亦宜しく人をして喜ばしむべからず

承 意訳

世の中を渡っていくのに、世俗の人々と同じように行動してはいけませんが、全く距離を置いてしまってもダメです

ほどよい距離感が必要です

何かをしようとして、周囲の人を嫌ってもいけませんが、機嫌をとるような態度もダメです

極端に偏ってはいけません

転 別視点

親しき仲にも礼儀あり、と同じように、なあなあでいい加減になってはダメ。

逆にあまりに厳格すぎても嫌になってしまい、誰もついて来ません。ほどほどの程度がちょうど良いのでしょう。

結 まとめ

理想と現実をよく見極めると、中庸の道を歩むことが最善の道であることが、多いのでは?

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