起 原文
遇欺詐的人 以誠心感動之
遇暴戻的人 以和氣薫蒸之
遇傾邪私曲的人 以名義氣節激礪之
天下無不入我陶冶中矣
欺詐的の人に遇はば、誠心を以って之を感動させ
暴戻的の人に遇はば、和気を以って之を薫蒸せしめ
傾邪私曲の人に遇はば、名義気節を以て之を激礪す
天下、我が陶冶の中に入らざる無し
欺詐(きき)、嘘つき;暴戻(ぼうれい)、あらあらしく道理に反する行為をすること;薫蒸(くんじょう)、徐々に浄化すること;傾邪私曲(けいじゃしきょく)、邪まで、不正な手段で自身だけの利益をはかること;名義気節(めいぎきせつ)、大義名分と節操;陶冶(とうや)、性質や能力を円満に育て上げること
承 意訳
嘘をつく人には、正直な心で接っして心を改心させます
荒々しく道理に反する人に会ったならば、穏やかな心で相手の気持ちを薫蒸させます
邪悪な心で我田引水する人に会ったならば、正しい節操で励ます
こうすれば、世界中どんな人であっても立派な人物に育てることができます
転 別視点
人を育てるということは、なかなか難しいことも多いです。
どのようなタイプの曲がった志しを持った相手であっても、正しい対応で忍耐強く教育すれば立派な人物になります。逆に立派な人物にならなかった際は、正しい対応をしていない可能性を考慮します。
教育がうまく行かなったときは、相手の責任にする前に教育方針が正しかったかどうかを振り返る必要がありそうです。
結 まとめ
人を指導・教育するときは、それぞれの性格に応じた指導・教育方針が存在します。相手のキャラをしっかりと見据えて、方針を決定します。