起 原文
經路窄處 留一歩與人行
滋味濃的 減三分譲人嗜
此是渉世一極安樂法
徑路窄きところに、一歩を留めて人の行くに与え
滋味こまやかなる的は、三分を減じて人の嗜むに譲る
これは是れ世を渉る一の極安與法なり
窄處、幅の狭いところ;滋味、うまい味.
承 意訳
狭い山路では、一歩留まって他人に道を譲りましょう。
美味しい食べ物がある時は、10分の3を他人に譲りましょう。
このように謙虚な姿勢で他人に接すると、世を渡るに最も安楽になります。
転 別視点
細い山路ですれ違うとき、お互いが譲らずに前に進むと事故になります。お互いが譲ると心に温かさが灯ります。
美味しい食べ物があったとき、それを半分譲るのか、3/10なのか、1/10なのか、この3者の違いはなかなか難しいです。相手に妙な気を使わせないためには”半分”ではないし、”1/10”ではかえってケチな感じがする?
結 まとめ
何事も控えめに。他人が欲するようなことは、少しそれを譲る謙虚で余裕のある姿勢に心がけましょう。