起 原文
徳者事業之基
未有基不固而棟宇堅久者
徳は事業の基なり
未だ基固からずして、棟宇の堅久なる者有らざるなり
基(もとい)、基本、基礎;棟宇(とうじ)、棟(むね)と屋根。宇は軒下
承 意訳
道徳を基礎とした事業でなければ、長く継続する事業にはなりません
それは基礎がしっかりしていない家は、屋根や棟が堅久とはならないことと同じです
転 別視点
野球選手において、足腰がしっかりしていないのに、バッドをボールに当てるテクニックがあっても大成はしません。どんな事業においても、土台が重要です。
社会的に事業を立ち上げるときは、その根本となる部分で社会貢献という道徳的な発想がなければ、その事業が飛躍することはあっても、その飛躍が継続することはありません。
結 まとめ
なにか事業を立ち上げるときは、その動機付けの部分で道徳的な発想を大切にするべきで、そうでなければ事業が継続することはありません。