起 原文
有一念而犯鬼神之禁 一言而傷天地之和 一事而醸子孫之禍者
最宜切戒
一念にして鬼神の禁を犯し、一言にして天地の和を傷り、一事にして子孫の禍いを醸す者有り
最も宜しく切に戒しむべし
承 意訳
ほんの少しの思い付きで鬼神のタブーを犯してしまったり、ほんの一言で天地の平和を破り、小さな一事にて子孫にまで禍いをもたらしてしまうことがあります
細かい部分にまで注意を払う必要があります
転 別視点
ほんの思い付きの一言が全てを台無しにした経験は誰もがあるのではないでしょうか。それが小さなころは、他人を傷つける一言で友人をなくしてしまったり、成人してからは些細な行動で社会全体からの信用を失ったりします。
自分が成長すればするほど、社会的に重要な位置につくほど、細心の注意を払う必要があります。
結 まとめ
些細な過ちが人生を台無しにすることがあります。一見些細なことにみえても、実は後世への影響が大きいこともあります。何事も慎重に物事を判断する必要があります。
石橋を叩いて渡る、ということです。