起 原文
魚網之設 鴻則罹其中
蟷螂之貪 雀又乗其後
機裡藏機 變外生變
智巧何足恃哉
魚網の設くる、鴻則ち其の中に罹る
蟷螂の貪るや、雀又、其の後に乗ず
機裡に機を蔵し、変外に変を生ず
智巧何ぞ恃むに足らんや
鴻(おおとり)、雁よりもやや大きい水鳥、オオハクチョウ;罹(かか)る、引っかかる;蟷螂(とうそう)、カマキリ;機裡(きり)、からくり
承 意訳
魚を捕ろうと網を張ったが、水鳥がかかったりする
カマキリが餌を食べていると、その後ろに雀が狙っていたりする
カラクリの中にカラクリがあり、異変の外に異変を生じる
こんな世の中なので、人間の知恵なぞはあまり頼りになりません!
転 別視点
ピンチがチャンス、チャンスがピンチと、良いことと悪いことは紙一重で変わります
細かいことで一喜一憂せずに、自分が正しいと信じた道をゆったりと歩むことが大切です
結 まとめ
ピンチとチャンスは千変万化、細かい小細工なしに、自分が正しいと信じた道を歩むようにする