起 原文
有妍必有醜為之對
我不誇妍 誰能醜我
有潔必有汚為之仇
我不好潔 誰能汚我
妍有れば必ず醜有って之が対為す
我、妍に誇らずんば、誰か能く我を醜とせん
潔有れば必ず汚有って之が仇を為す
我、潔を好まずば、誰か能く我を汚さん
妍(けん)、美しいこと
承 意訳
美しいことと醜いことは、必ず対をなします
自分が美しいことを誇りに自慢すれば、誰かは自分を醜いものと批判します
清潔なことと汚いことは、必ず対をなします
自分が清潔なことを好めば、誰かが自分は汚れたものと扱います
転 別視点
物事には、どんな事象であっても対となる二面性があります。
偏った見方、偏った生活をすれば、必ず周囲からの反動が想定されます。
清く正しく生きることは、大切ですが、「てげてげ」が良いのかもしれません。
てげてげ、宮崎県、鹿児島県の方言で、ちょうど良い感じ!
結 まとめ
物事には対極となる二面性を伴います。偏った価値観ではなく、いろいろな多面性を持った価値観を重視します。