起 原文
遇沈沈不語之士 且莫輸心
見悻悻自好之人 応須防口
沈沈として語らざるの士に遇はば、しばらく心のいたすなかれ
悻悻自ら好するの人を見ば、まさに須らく口を防ぐべし
好する(よみする)、称賛する。称揚する;悻悻(こうこう)、腹を立てている,ぷんぷんする
承 意訳
黙っていて、沈黙している人に会ったならば、その人に心の中はわからないのでしばらくは様子を見て、自分の心を打ち明けることはしません
怒りっぽく、自分を自画自賛する人に会ったならば、まさに余計なことを言ってはいけません
無口な人、怒りっぽい人、自我自賛な人に出会ったならば、まずは様子を見ましょう
転 別視点
周囲の人と良好な関係を築くためには、まずはある程度自分をさらけ出してオープンな雰囲気を作ることが大切だったりします。
そうではあっても、気を付けるべき人物として、無口な人、怒りっぽい人、自我自賛な人が挙げられています。
逆に、他人から距離を置かれたと感じたときは、上記のような自分になっていないかと自分を振り返る必要があるかもしれません。
結 まとめ
無口な人、怒りっぽい人、自我自賛な人に出会ったならば、(距離を縮める前に)まずは様子を見ましょう