起 原文
疾風怒雨 禽鳥戚戚 霽日光風 草木欣欣
可見天地不可一日無和気 人心不可一日無喜神
疾風怒雨には禽鳥も戚々たり、晴日光風には草木も欣々たり。
見るべし天地には一日も和気なかるべからず、人心には一日も喜神なかるべからず。
承 意訳
暴風暴雨のときは、鳥も憂い悲しみます。晴れた穏やかな日には、草木でさえも楽しげです。
そう考えてみますと、自然には一日でも和気あいあいとした花咲き鳥が歌うような楽しいときがなければいけませんし、人間も一日でも心から喜ぶような日を持たねばなりません。
転 別視点
喜んでも、怒っても、哀しんでも、楽しんでも、結局は同じ人生です。ヒトは自然の中の一つの構成物に過ぎません。あるがままを受け入れ、自然の摂理に従った方が自然の流れに沿っています。
結 まとめ
同じ時間の人生を生きるのであれば、全てを受け入れ、晴れ晴れとした気持ちで、喜びを感じながら生活するようにしましょう。