起 原文
就一身了一身者 方能以萬物付萬物
還天下於天下者 方能出世間於世間
一身に就いて一身を了する者、方めて能く万物を以って万物に付す
天下を天下に還す者、方めて能く世間を世間に出す
了する、悟る
承 意訳
我が身一身を悟り了した人であって、初めて万物をあるがままに見守ることができます
天下を本来あるべき姿にもどした者にして、初めて俗世間を超越した世間にすることができます
転 別視点
上記意訳のままでは、ちょっとニュアンスがわかりにくです
もう少し砕いて解釈すると
自分自身のあるがままを見つめる視線を持ち得たら、世界をあるがままに見つめることができる
私利私欲を捨てて、天下を万民のための天下にすることができる人は、本質の世界に住むことができる
結 まとめ
あるがままの本質を見つめることができれば、俗世間を超えたストレスのない世界で時を過ごすことができます。