後集103 何事にも執着しない

後集101-120

起 原文

笙歌正濃処 便自払衣長往 羨達人撒手懸崕
更漏已殘時 猶然夜行不休 咲俗士沈身苦海

笙歌正に濃やかなる処、便ち自ら衣を払いて長く往く
達人の手を懸崕に撒ずるを羨む
更漏已に残る時、猶然として夜行きて休まず
俗士の身を苦海に沈むるを咲う

笙歌(しょうか)、笙に合わせて歌うこと;懸崕(けんがい)、きりたった崖、断崖;更漏(こうろう)、水時計。転じて、時刻;猶然(ゆうぜん)、ふらふらと歩くさま;咲う(わらう)、笑う

笙、楽器です

承 意訳

笙歌を伴う宴が一番楽しいころで、さらっと退席する

達人が断崖で手を離して歩くようで羨ましい

夜がふけてもふらふらと飲み歩き続ける

俗人が身を崩すようで笑ってしまう

転 別視点

人気が絶頂のときに引退する俳優、まだまだ全盛期と思われる時期に引退するスポーツ選手

確かに清々しい印象はあります

80歳を過ぎても、まだまだ現役と役職・利権にしがみついているご高齢の方・・・、たくさんいらっしゃいます

引き際が大切です

結 まとめ

どんなことでも、引き際が大切、執着しない心を持ちたいです

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