起 原文
眼看西晉之荊榛 猶矜白刄
身属北邙之狐兎 尚惜黄金
語云 猛獣易伏 人心難降
谿壑易塡 人心難滿
信哉
眼に西晉の荊榛を看、猶白刄を矜る
身は北邙の狐兎に属して、向黄金を惜む
語云う、「猛獣は伏し易すく、人心は降し難し
谿壑は塡め易く、人心は満し難し」
信なるかな
西晉(せししん)、司馬炎によって建てられた中国の王朝(265年 – 316年);荊榛(けいしん)、イバラとハシバミ、雑木林;北邙(ほくぼう)、(北邙山が、後漢以来王侯公卿の墓地として知られるところから)墓地。埋葬場;谿壑(けいがく)、深い谷;
承 意訳
栄華を誇った西晉の王朝が朽ち果てているのを見ても、なお武力の力を誇る
身体は埋葬場で動物に食べられると知っていても、なお財産を増やすことに執着する
古い言葉に「猛獣をひれ伏すことが簡単だが、人の心は難しい。深い谷を埋めることができても、人を満足させることは難しい」
真実だね
転 別視点
人間の心の中は予測困難で、外から操作するのは、難しいです。
そんな中でも自分の心のありようくらいはコントロールしたい。
結 まとめ
ヒトの心は変幻自在、予測するのは難しい。何かを期待するのはやめときましょう。