起 原文
蘆花被下 臥雪眠雲 保全得一窩夜氣
竹葉杯中 吟風弄月 躱離了萬丈紅塵
盧花被の下、雪に臥し雲に眠れば、一窩の夜気を保全し得
竹葉杯の中、風に吟じ月を弄べば、万丈の紅塵を躱離し了る
盧花(ろか)被(ひ)、葦の穂を綿の代わりに入れた薄い布団;一窩(いっか)、一室;夜気(やき)、昼間の邪念が去り、夜の清らかな気持ち;竹葉(ちくよう)、お酒の異名、酒を入れる竹筒の容器;躱離(たり)、身をかわし、離れ去る
承 意訳
薄い布団をかぶり、雪に横たわり、雲に包まれて眠れば、清々しい心を保てます
お酒を飲みながら、風で詩を吟じ、月を眺めれば、粉塵にまみれた俗世はすっかりと離れ去ります
転 別視点
自然、地球、宇宙のありのままの姿と接点を広げると素のままの自分を感じることができる
人工物に囲まれながら、ヒトばかりと接点を持っていると、宇宙の中での自分の立ち位置を勘違いしてしまう
結 まとめ
忙しい毎日であっても、時々は自然に触れて、それを楽しむ余裕を持ちたい。