起 原文
口乃心之門
守口不密 洩盡真機
意乃心之足
防意不嚴 走盡邪蹊
口は乃ち心の門なり
口を守ること密ならざれば、真機を洩し尽す
意は乃ち心の足なり
意を防ぐこと厳ならざれば、邪蹊を走り尽す
真機、心の中の機密、心根;邪蹊(じゃけい)、邪まな道、近道
承 意訳
口は心の門です
この口をしっかりと守らないと心の中の機密を漏らしてしまいます
意(考え)は心の足です
この意をしっかりとコントロールしないと、邪まな道に走りこんでしまいます
転 別視点
ベラベラと余計なことはしゃべらないように
必要なことは伝える必要があるので、一つ一つの言葉をキチンと選んで会話することが重要です
住宅における門と同様にその人の評価に持っても大きく影響する部分です
意図はしっかりと持ちましょう
油断すると、あらぬ方向に走り出します。
常に自分はどうしたいのかをしっかりと考えて、発信することに重きを置きましょう
考える人間として最も重要な事項を、「門」、「足」と一見関連のなさそうなモノと連結させているところが印象深いです。
結 まとめ
言葉選びは慎重にする。どう考えているのか、自分の意図をはっきりと見つめる。