起 原文
日既暮 而猶烟霞絢爛
歳将晩 而更橙橘芳馨
故末路晩年 君子更宜精神百倍
日既に暮れて、而も猶ほ烟霞絢爛たり
歳将に晩れんとして、而も更に橙橘芳馨たり
故に末路晩年には、君子更に宜しく精神百倍なるべし
烟霞絢爛(えんかけんれん)、煙と夕焼けが、きらきらと色彩が美しいこと;橙橘芳馨(とうきほうけい)、かんきつ類の果実の、芳ばしい匂い
承 意訳
日が暮れたとき、煙と夕焼けは美しい色彩を呈します
春夏秋冬が終わろうとしたとき、柑橘の実が香り高くなります
人間の老年になってから、人間に深みが増します。だから気合を入れて頑張ろう!
転 別視点
ある程度年齢を重ねると、そろそろ静かな老後を過ごそうなどと考えてしまう人も多いのかもしれません。
でもいろいろな人生経験を超えてきた人は、社会的に重要な役割があります。気合を入れて社会貢献に励み、有終の美を飾りましょう。
結 まとめ
人間は末路晩年においても、重要な役割があります。精神百倍で頑張ろう!