起 原文
處冨貴之地 要知貧賤的痛癢
當少壮之時 須念衰老的辛酸
富貴の地に処しては、貧賤的の痛癢を知らんことを要す
少壮の時に当っては、須らく衰老的の辛酸を念うべし
痛癢(つうよう)、精神的、肉体的な苦痛
承 意訳
お金持ちのときは、貧乏なときの苦痛を理解することが必要です
若いころは、老いたときの辛さを想像することが重要です
転 別視点
お金があるときは細かい倹約を気に留めないかもしれませんが、そのズボラさが衰退の始まりです。リッチなときこそ、細かい倹約が必要です。
若いころは、年老いた人のことは邪魔な存在とさえ感じてしまうことがあるかもしれません。自分が年老いたときを想像して、十分に敬うようにしましょう。
結 まとめ
恵まれているときは、そうでないときのことを想像することを忘れてしまいます。常に備えを考えながら、周囲に思いやりを持ちながら、生きていきましょう!