起 原文
憑意興作為者 随作則随止
豈是不退之輪
従情識解悟者 有悟則有迷
終非常明之橙
意の興るに憑って作為する者は、随って作せば則ち随って止む
豈に是れ不退の輪ならんや
情の識るに従って解悟する者は、悟ること有らば則ち迷うこと有り
終に常明の橙に非ず
解悟(かいご)、悟ること、知ること
承 意訳
思い付きで物事を始める人は、流れで始めて、流れがなくなればすぐに止めてしまいます
”逆回転しない車輪”とは到底言えません
感情的な部分で留まる知識のみで悟った者は、一見悟ったとしても直後に迷っていたりします
最終的に人々を照らしつづける灯にはなりません
転 別視点
自分の行動を決めるに当たって、思い付きの発想ではなく、心の底からでてきた真の考えに従って行動するべし。そして自分の心を悟るには、常日頃から本心がどうあるのかを知っている必要があります。
静かな環境で、自分がどうありたいのかをじっくりと考えておく必要があり、そうすることによって自分の行動を決定し、その結果人々の道しるべとなります。
結 まとめ
思い付きの行動ではなく、常日頃から自分の本心を知り、悟ることにより、行動を決定します。そうすることにより人々の心の道しるべとなります。